行きつけのカフェのテラス席は、暑いこともあってガラガラだ。
でも、このガラガラなカフェが大好きだ。
混んでない店は、落ち着く。静かで、贅沢な気分にさせてくれる。
仕事の打ち合わせも順調に進み、みんな話しも弾む。
きっとこの仕事はうまくいく。
そう感じさせる心地いい時間だ。
私が人とあまり会わないようになったせいか
たまの打ち合わせは新鮮に感じる。
人と会うのが嫌だという反面。やっぱり好きだし、楽しいとも感じる。
要は、程よい距離感が大事なんだ。
友達がいないことがときに、自分がつまらない人間だと感じてしまうことがあるが、
それも、ごく特定の人と会うことで、満たされることを知った。
人に会えば、社交的に振る舞うことは得意で、ずっとそれが自分だとも思っていた。
でも、社会人になってからは特に友達を作ることはなくなった。
仕事で、たくさんの人に会い、さまざまな仲間といろいろとやってきたが、
全てうまくいかず。みんな離れていった。
その度に、傷つき自分がダメ人間、責められてると思っていた。
でもそれと同時に、離れていく人へは無責任で負け犬という攻撃的な自分もいた。
いつも同じ出来事の中で、反する感情がわいてくる。
きっとどっちでもいいだとうけど、ただ中のときは、そんな冷静に考えられない。
ただ感情のままに、怒り、悲しむ。
そんな自分が嫌いだった。そんな自分を認めたくなかった。
責任を押し付けていたかったのは私だ。
誰かのせいにしたかった。自分を正当化したかった。
そんな自分も認めたくなかった。
そんな私を受け止める。
認めてしまう。
そうすればきっと楽になる。
そう思っていたけど、
認めてしまえば、違う世界があった。
楽になるというとえい、世界が違って見えた。
そう感じた今。
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