目が覚めたら、雨が降っていた。
少し涼しい風も部屋へ入ってきている。
雨の日の朝は薄暗く、一瞬まだ夜なのかと思ってしまう。
でも、やっぱり今日も今日は来た。
明日に期待を持てなくなってから
朝起きるのが億劫に感じることが多い。
二度寝、三度寝は当たり前で
ずっとこのまま眠っていたいとすら思う。
だけど現実は眠ってばかりもいられない。
それはダメ人間になるからではなくて
睡眠が足りていれば自然と眠れなくなるものだからだ。
本当に人間というものはうまくできている。
かなり素晴らしい。
本当に最高だ。
意識せずとも、息をして
何も考えずとも、生きていれる。
あまりに当たり前すぎて
人はこのことを忘れがち。
いや、安易に考えがち。
だからときに、病気をしたり、
大きな問題に出会ったりするのだ。
そんなことどこかで分かっていても
病気になればそれが治るように願うし
問題が起これば、それが解決するに祈る。
でも本来は願うことでも、祈ることでもなく
きっと“気付く”ことなんだと思う。
ただ気付くこと。
そしてその気付いたことを認めること。
ただそれだけ。
何だけど…っと思ってしまう時点で、すでに気付けてない見落としがある。
ことに気付いて!!
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